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育児疲れ/産後うつ/対処法
辛い育児疲れで産後うつにならないための対処法とは?
【目次】
産後うつ・育児うつ病にならないためにできること
・恥ずかしがらない
・ストレスをコントロールする
・セーフティネットを活用することが大切
・まとめ
前回のコラムでも考えたように、
出産前後または育児中のお母さんたちにはストレスの原因がたくさんあります。
前回のコラム↓↓↓
「育児疲れ」をほっておくとどうなってしまうのか?「産後うつ」の危険性とセルフチェック方法 | Zidonet
それをそのままにして何も対処しなければ、
「産後うつ(育児うつ)」を発症してしまうかもしれません。
そうなれば結局はあなたも子どもも辛い状況になってしまいます。
ではどのように自分のセルフメンテナンスを行い、
「産後うつ」を避けることができるのでしょうか?
この記事ではすぐに活用できる対処法をご紹介していきます。
【産後うつ・育児うつ病の対処法】
妊娠や出産は人生のうちで一番喜びが多い時期ですが、
同時にストレスも大きくなりうつ病が起こりやすい時期でもあります。
適切な対策をとることができないと、
「なんで子どもを可愛いと思えないのだろう」とか、
「自分はダメな母親だ」とか考えてしまい、負の連鎖にはまってしまいます。
特に「家族に迷惑をかけられない」と自分一人で抱え込んでしまったり、
「周囲の理解が得られない」状況でワンオペ育児せざるを得なかったりする場合には注意が必要です。
ではお母さんたちには何が出来るのでしょうか?
【恥ずかしがらない】
まずは自分の考え方を調整することから始めましょう。
子育てが辛いと思っているのはあなただけではありません。
そしてあなただけではなく、出産した女性ならだれでも産後うつにかかる危険性があります。
つまり忘れてはいけないのは、
うつ病は「弱い人だけがなる病気」ではないということです。
ちょっと考えてみましょう。
風邪をひかない人はいますか?
風邪をひいたらその人は特別弱い人だと思いますか?
きっと答えは「いいえ」に違いありません。
誰でも風邪にかかるからです。
風邪と同じようにうつ病も誰でもかかります。
今回は主に出産前後のお母さんについて取り上げていますが、
ホルモンバランスが崩れたり、ストレスが多かったり、
環境が変化したら女性だけでなく男性でも「うつ病」にかかる可能性があります。
しかし心配しないでください。
うつ病になってしまったとしても早めに治療すればちゃんと治ります。
ですからうつ状態・うつ病の症状が出たからといって、
あなたが悪いわけでも、特別弱いわけでもありません。
このことをしっかり覚えておいて、
うつの症状があれば恥ずかしがらずにすぐに病院に行くようにしましょう。
専門家の助けを得ることが、産後うつにならない一番の近道です。
(うつの症状があるかどうかのセルフチェック方法は、一つ前のコラム記事をご覧ください)
前回のコラム↓↓↓
「育児疲れ」をほっておくとどうなってしまうのか?「産後うつ」の危険性とセルフチェック方法 | Zidonet
【ストレスをコントロールする】
もし自分は大丈夫だと思っているとしても常に意識しておきたいことがあります。
それは自分の「悪いストレス」をコントロールしておかなければ「産後うつ」の危険はなくならないということです。
この「悪いストレス」というのは「この子の母親は私だけなんだから、
頑張らなければいけない」とか、「誰にも頼らずに全部自分できちんとできていなければいけない」、
「辛いのは自分に原因があるからだ」などと自分で自分を追い詰めていくような
行き過ぎた責任感や完璧主義的な考え方から来るストレスのことです。
もしこのようなストレスを抱えているならどのように対処したらいいのでしょうか?
自分がおかれた環境やこどもの性格はすぐには変えられません。
でもすぐにコントロールできるものがあります。
それは自分の考え方です。
「悪いストレス」をためないために、このように考えるようにしましょう。
「最初から完璧に子育てできる人などいない。みんな失敗しながら学んでいる」
「今日は辛かったけど、明日も同じとは限らない。きっと状況はよくなるはず」
「子育ては私一人ではなく、他の人と一緒にするもの。困ったら助けを求めたり、気持ちを聞いて貰ったりしよう」
「自分がずっと落ち込んでいると子どもにも悪影響がでてしまう。だからまずはしっかり休んで元気を取り戻そう」
このように自分の悪いストレスをコントロールする技術を身に着けることができれば、
脳に与える悪影響を減らしてオーバーヒートさせずに済む可能性が高くなります。
つまり「うつ病」を避けることができるのです。
【セーフティネットを活用することが重要】
周囲に助けを求めることができるお母さんたちは、
積極的に周りとコミュニケーションをとることで助けてもらうことができます。
ではワンオペ育児をせざるを得ないお母さんたちはどうすれば良いのでしょうか?
これもぜひ覚えておいて欲しいのですが、
各市町村にはお母さんたちをサポートするためのセーフティネットが整備されています。
私たちが住んでいる千葉市には「子育て短期短期支援事業(ショートステイ/トワイライトステイ)」がありますし、
私たちZidonetの有志が運営している「おやこショートステイVOGUE千葉」も喜んでみなさんのストレスコントロールのサポートをしたいと思っています。
「子育て短期短期支援事業(ショートステイ/トワイライトステイ)」↓↓↓
千葉市:子どもを預けたいときは(子育て短期支援事業) (city.chiba.jp)
「おやこショートステイVOGUE千葉」↓↓↓
おやこショートステイ VOGUE千葉 | 親子が遊べて、泊まれる子育て応援民泊 (zidonet.org)
私たちZidonetは社会全体で子育てをするため、皆さんと支援先を”つなぐ”窓口としても活動しています。
子育ての相談でも、地域のサービスの利用方法でも、何か分からないことがあれば私たちにご連絡ください。
【まとめ】
今回は「産後うつ」にならないための対処法についてご紹介してきました。
お母さんが幸せだと、子どもたちにも幸福感が伝わります。
社会にいるみんなで助け合って子どもたちの幸せな未来を作っていきたいものですね。