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“大変”だから自分にはできない?~里親について知って欲しいこと~

Zidonetです。

 

【10月は里親月間です】

 

突然ですが問題です。

今月、10月4日は何の記念日だったか知っていますか? 

 

答えは…

 

「里親の日」でした!

 

 

さて次の問題です。

この「里親の日」を何人くらいが知っているでしょうか?

 

答えは…

 

分かりません!

 

でも“ほとんどの人が知らない”

ということはなんとなく分かっています。

 

里親や、里親制度について、

まだまだ広く一般の方々には

知られていない現状があります。

 

里親になる人、なろうとする人は、

ごく一部の特異な人なのでしょうか。

 

里親なんて、大変そうで、

「私には無理!」なのでしょうか。

 

今回は、

 

里親の皆さんや、

里親になろうとしている皆さんが

直面している課題について考えていきます。

 

心配しすぎないでください。

 

多くの里親の皆さんが

乗り越えてきていることだからです。

 

 

令和2年10月の厚生労働省の資料によれば、

全国の里親登録数は、1万136世帯。

実際に子どもを委託され養育している世帯は、3,441世帯。

里親へ委託されている子どもの数は4,235人。

 

皆さんの住む地域にも、

里親さんや、里親家庭のもとで生活する子どもはいます。

 

 

この記事があなたの里親への第一歩を踏み出す助けや、

里親を支えるために手を差し伸べたりできるようになる

「きっかけ」になりますように。

 

 

厚生労働省では、毎年10月を「里親月間」として、

様々な取り組みを行っています。

詳細は下記を参照してくださいね。

 

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000098650.html

 

 

 

【里親になるために超えなければならない“大変”の壁とは?】

 

“子どもを育てるのが大変だ“ということは、

きっと多くの人が感覚として分かっていることでしょう。

 

子どもとして親に苦労をかけた覚えがあったり、

もしかすると、すでに自分の子どもを

育てていたりするかもしれないからです。

 

里親も、

自身のお子さんを育てている皆さんと同じように、

子どもに愛情をもって養育をしています。

 

 

しかし、

里親として子どもを養育するにあたっては、

その他に超えなければならない

壁のような障害がいくつもあるとも言えます。

 

これらを乗り越えるのは、

ご自身のお子さんを育てることとはまた違った

“大変さ”があるとも言えます。

 

では今回はその内の3つについて考えていきましょう。

 

 

(1)一般に認知されていないという壁

 

里親制度は、

1950年(昭和25年)104日に

厚生省(現在の厚生労働省)によって

「里親と職親制度」の周知徹底を図るために施行されました。

 

それで「里親の日」が104日になっています。

 

それから70年経った今、

里親制度はどれほど広まっているでしょうか?

 

厚生労働省のデータを見てみると、

昭和40年に里親の登録は、

 

最高の18,230世帯になりましたが、

50年後の平成30年には12,315世帯と、

 

増えるどころか減少しています。

 

もちろん様々な要因が関係するので、

政府のやり方が悪いなどと非難するつもりは全くありません。

 

しかし、

 

里親制度を必要とする子どもが現在45,000人いるのに、

日本全体に里親世帯が不足しているという事実は変わりません。

 

そして色々行われている調査によれば、

 

里親が増えない理由のダントツ1位が

 

「里親についての情報が少なく、馴染みがないこと」なのです。

 

実際に、自分の身のまわりに里親登録をしている人がいなければ、

その人たちの生活を見る機会もありませんし、

メディアで時々取り上げられる程度では

自分のこととして考える機会もあまり多くないに違いありません。

 

 

このように、

「里親制度」についてあまりにも社会で知られていないために、

多くの人から漠然と“里親になるのは大変そう…”と

敬遠されてしまうのです。

 

これが里親になるための“大変”なことの1つ目です。

 

 

 

(2)経済的な問題という壁

 

次に乗り越えなければならないのは“経済的な大変さ”です。

 

前回の記事では「里親制度」には行政からの

経済的な援助があるということを簡単にお伝えしました。

 

(R2現在、里子一人あたり里親手当90,000円と

一般生活費約50,000~60,000円/その他)

 

このような経済的な援助があったとしても、

現実問題として十分な額ではない場合も多くあります。

 

例えば、家の広さに余裕がないのでもう一人育てるとなると難しいとか、

夫婦で共働きなので里子を保育園に預けるとなると…という場合などです。

 

この経済的な問題に関しては、

各家庭で解決しなければならない場合がほとんどです。

 

ですから“経済的な余裕がないと里親になることは大変そう…”

 

という意見には、非常に残念ですが一理あります。

 

 

(3)社会の協力体制不足という壁

 

最後の壁は社会全体に里親を支援する

十分な体制が整っていないということです。

 

「子どもは社会の宝」といわれます。

 

子どもの親だけが子どもに対して責任を持っているのではなく、

社会としても子どもの養育を援助する責任があるはずですし、

どんな子どもにも等しくそうしてもらう権利があるはずです。

 

しかし、

 

残念ながら現在の日本の社会には里親制度に対して知識も、

理解も、協力体制も色々な面で不足していると言わざるをえません。

 

 

最近でもニュースでよく取り上げられるように、

近年では児童虐待の相談件数は増加の一途で、

それに対応する児童相談所の職員さんたちは

非常に忙しくしておられます。

 

現在、政府も緊急に体制の強化を検討しているようですが、

全ての自治体の人員体制が拡充・充実されるには

もう少し時間がかかりそうです。

 

そして、そのような事情は里親制度にも影響してきます。

 

例えば、自治体によって里親の研修制度や

支援体制に差があるという意見を聞くことがありますが、

原因は児童相談所が抱える人員不足などの事情だった…

ということもありえるのです。

 

言うまでもなく、

社会的養護を必要とする子どもも

“社会の宝”として扱われるべき存在です。

 

そして、児童相談所の職員の皆さんも、

里親さんも、確かに“社会を支える宝”だといえます。

 

早くそんな“社会の宝“が十分にサポートされる

社会になって欲しいものです。

 

 

【まとめ】

 

ここまで3つの“大変”の壁について考えてきましたが、

なぜ日本の社会で里親になるのがなぜ大変なのか、

少し分かっていただけたのではないかと思います。

 

里親になるのが“大変”なのは、

 

実は日本のほとんどの人が

里親について知らない、もしくはよく理解していない」

からなのです。

 

そして、社会にもまだ里親になろうとする人を

応援するための十分な体制が整っていないのが現状です。

 

 

 

私たちZidonetも、「里親になりたい」という願いを持っている

方々に何かしら協力できることはないかと考えています。

 

 

 

まずはお気軽にご連絡ください。

 

 

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