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幼児期運動指針(文部科学省)

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幼児期運動指針(文部科学省)

http://www.mext.go.jp/a_menu/sports/undousisin/index.htm

 

【幼児を取り巻く社会の現状と課題】

現代の社会は、

科学技術の飛躍的な発展などにより、生活が便利になっている。

生活全体が便利になったことは、歩くことをはじめとした

体を動かす機会を減少させるだけでなく、子どもにとっては、

家事の手伝いなどの機会を減少させた。

 

さらに一般的な生活をするためだけであれば、

必ずしも高い体力や多くの運動量を必要としなくなっており、

そうした大人の意識は、子どもが体を動かす遊びをはじめとする

身体活動の軽視につながっている。

 都市化や少子化が進展したことは、

社会環境や人々の生活様式を大きく変化させ、

子どもにとって遊ぶ場所、遊ぶ仲間、遊ぶ時間の減少、

そして交通事故や犯罪への懸念などが体を動かして遊ぶ機会の減少を招いている。

 文部科学省で平成19年度から21年度に実施した

「体力向上の基礎を培うための幼児期における

実践活動の在り方に関する調査研究(以下、文部科学省調査という。)」

においても、

 

体を動かす機会の減少傾向がうかがえる結果であったことから、

このような社会の変化は幼児においても同様の影響を与えていると考えられる。

 

このことは、結果的に幼児期からの多様な動きの獲得や体力・運動能力に影響している。

 幼児にとって体を動かして遊ぶ機会が減少することは、

その後の児童期、青年期への運動やスポーツに親しむ資質や能力の育成の阻害に止まらず、

意欲や気力の減弱、対人関係などコミュニケーションをうまく構築できないなど、

子どもの心の発達にも重大な影響を及ぼすことにもなりかねない。

 このような状況を踏まえると、

主体的に体を動かす遊びを中心とした身体活動を、

幼児の生活全体の中に確保していくことは大きな課題である。

 

 

 

【幼児期運動指針作成の意図】

幼児期における運動の実践は、心身の発育に極めて重要であるにも関わらず、

全ての幼児が十分に体を動かす機会に恵まれているとはいえない現状がある。

 

そこで、幼児の心身の発達の特性に留意しながら、

幼児が多様な運動を経験できるような機会を保障していく必要がある。

 その際、幼児期の運動は、一人一人の幼児の興味や生活経験に応じた遊びの中で、

幼児自らが体を動かす楽しさや心地よさを実感することが大切であることから、

幼児が自発的に体を動かして遊ぶ機会を十分保障することが重要である。

 

さらに、幼児が楽しく体を動かして遊んでいる中で、

多様な動きを身に付けていくことができるように、

様々な遊びが体験できるような手立てが必要となる。

 

これらを実現するためには、保護者や、幼稚園、保育所などの保育者をはじめ、

幼児に関わる人々が幼児期の運動をどのようにとらえ、

どのように実施するとよいのかについて、おおむね共有していくことが重要である。

 

そこで、運動習慣の基盤づくりを通して、

幼児期に必要な多様な動きの獲得や体力・運動能力を培うとともに、

様々な活動への意欲や社会性、創造性などを育むことを目指し、

幼児期の運動の在り方についての指針を策定した。

 

なお、ここで示す幼児とは、3歳から6歳の小学校就学前の子どもを指す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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